
1. ボウル
フレーバーを入れるための器です。ボウルの上に炭を置き、フレーバーを温めます。ハガル、クレイトップ、トップヘッドなど、様々な呼び方があります。
2. パイプ
ボウルの中から出た煙を、ボトル内の水まで送るためのパーツです。パイプボディは、更に6つの小さいパーツから構成されています。
2a. アッシュトレイ
炭の落下防止のためのパーツです。炭の落下は、火傷や火事の原因となりますので、必ず忘れずに装着して下さい。
2b. アップステム
ボウルから出た煙をボディまで送るためのパーツです。アップステムが長いほど煙が冷やされ、口当たりの良い滑らかな煙になると言われています。
2c. チェックバルブ
ボトル内にたまった煙を吹き出すための吹き出し口です。ボトル内の煙が濃くなりすぎた場合に、吸い口から呼気を吹き込み、このチェックバルブから煙を吹出すことで煙を薄く調整します。逆止弁になっているため、ボトル内から外への一方向にしか煙が流れません。内部はベアリングが入っており、水分がついたまま放置していると錆び付くため、定期的に拭いてメンテナンスをする必要があります。
2d. ホースアダプタ
ボディとホースをつなぐパーツです。2種類の形状があり、それぞれ、オス型、メス型と呼ばれます。単なる形状の違いだけでは優劣はありません。
2e. ボディ
アップステム、ダウンステム、ボトル、ホースなどを組み合わせる、ハブとなるパーツです。
2f. ダウンステム
上部から送られた煙を、ボトル内の水まで伝えるためのパーツです。
3. ボトル
フィルターの役割を果たす水を入れるための器です。ボトルの体積が大きいほど、煙が冷やされ、口当たりの良い滑らかな煙になると言われています。
4. ホース
パイプから送られた煙を、口元まで伝えるためのパーツです。
4a. ハンドル
ホースを持つための柄の部分です。吸い口と一体型のものもあります。
4b. 吸い口
煙を吸うために口をつける部分です。

1. 空気の流れ
空気がボウルの中へと流れます。ボウル内のフレーバーが、炭で温められることで、空気が香り付けされた煙へと変化します。
2. 香り付けされた煙の流れ
ボウル内で香り付けされた煙が、アップステム(2a)、パイプ、ダウンステム(2b)を通りボトル内の水へと送り込まれます。
3. 冷やされた煙の流れ
煙が気泡となって水の中を通り、ボトル上部に煙がたまります(3a)。このとき、煙は水によって冷やされ、口当たりの良い滑らかな煙へと変化します。ボトル上部にたまった煙は、ホースを通り(3b)、吸い口から口元へと煙が送られます(3c)。
口元に煙が入ると、味覚により煙の味を感じることができます。また、煙を吐き出すと、嗅覚により香りを感じることができます。